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外壁塗装のお金がないときの6つの対策を徹底紹介

外壁塗装のお金がないときの6つの対策を徹底紹介

外壁塗装をするにはある程度まとまった費用が必要になります。そのため、「お金がないから」と外壁塗装をつい後回しにしてしまう方も多いのですが、長年塗り替えをせずに放置していると、外壁はもちろん、家全体が傷む原因になります。適切なタイミングで外壁塗装を行うためにも、お金がないときの対策をチェックしておきましょう。

今回は外壁塗装にかかる費用の相場や、外壁塗装のお金がないときの対策、お金がないときでも避けるべき外壁塗装方法について解説します。

 

外壁塗装にかかる費用はどのくらい?

外壁塗装にかかる費用は、外壁の面積や使用する塗料の種類などによって異なります。
以下では家の坪数ごとに塗装面積と、外壁塗装の費用相場を表にまとめました。

坪数塗装面積費用相場
30坪約119㎡約60~100万円
40坪約158㎡約80~130万円
50坪約198㎡約90~160万円
60坪約238㎡約120~200万円

坪数とは建物の延べ床面積のことで㎡換算では1坪約3.3㎡です。

外壁の面積は一般的に延べ床面積×1.2で計算するため、例えば30坪の住宅なら、30坪×3.3㎡×1.2=118.8㎡となります。

外壁塗装に用いられる塗料の㎡あたりの費用相場は1,000円~5,500円程度とされていますが、外壁塗装の費用における塗料や材料費は全体の20%程度です。

この他に、工事代や人件費、足場代、職人の交通費や事務手数料などの諸費用を合算したトータル費用が上の表で記載した費用相場となります。

屋根塗装も同時に行った場合の費用相場

外壁塗装の寿命は10~20年、屋根塗装の寿命は約10年とされているため、外壁塗装をするのなら屋根塗装も一緒に行うとよいでしょう。外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、足場代などの費用が一度きりで済むため、外壁と屋根を別々に塗装するよりも費用を抑えられるところが利点です。

なお、屋根の面積は、屋根の勾配やデザインなどによって異なりますが、おおむね外壁塗装の費用相場+20~40万円くらいが目安とされています。

外壁塗装のお金がないときの対策

見積書と塗装用の刷毛

外壁塗装のお金を工面できないときに実践したい対策を6つご紹介します。

相見積もりを取る

相見積もりとは、複数の業者から同時に見積もりを取り、比較検討することです。

外壁塗装の費用は、使用する塗料や塗装する住宅などの条件が全く同じでも、依頼する業者によって大きな差が出る場合があります。そのため、同じ条件で複数の業者に見積もりの作成を依頼し、どの業者がより好条件で外壁塗装を請け負ってくれるか、慎重に検討することが大切です。

塗料のグレードを見直す

外壁塗装に使われる塗料には複数のグレードがあり、それぞれ費用が異なります。

以下では外壁塗装に使われる主な塗料と㎡あたりの費用相場、耐用年数をまとめました。

塗料のグレード㎡あたりの費用相場耐用年数の目安
アクリル塗料1,000円~1,800円3~5年
ウレタン塗料1,400円~2,500円5~10年
シリコン塗料1,800円~3,500円8~15年
ラジカル塗料2,200円~2,800円10~15年
フッ素塗料3,000円~3,500円10~20年
無機塗料3,500円~5,500円15~20年

上記のうち、㎡あたりの費用が特に安いのはアクリル塗料ですが、耐用年数も短く、3~5年に1回くらいのペースで塗り替えを検討しなければなりません。

外壁塗装には塗料だけでなく、足場代や人件費などさまざまな費用が加算されるため、いくら㎡あたりの単価が安くても、短いスパンで外壁塗装を繰り返した方がコストがかさみやすくなります。

一方、フッ素塗料や無機塗料などは耐用年数が長く、一度塗り替えれば10~25年は外壁塗装を行わずに済むとされています。ただし、そのぶん㎡あたりの単価は高いので、1回あたりの外壁塗装にかかる費用は割高です。

まとまったお金が工面できない場合は、ハイスペックな塗料は避け、ウレタン塗料やシリコン塗料など、耐用年数とコストのバランスが良い塗料を検討するとよいでしょう。

地域密着型の業者に依頼する

住宅の外壁塗装を請け負っている業者は複数ありますが、コストを節約したいなら地域密着型の施工業者に依頼するのがおすすめです。

大手ハウスメーカーや大手リフォーム会社などに依頼すると、多くの場合、地元の下請け業者が施工を請け負うことになるため、多額の中間マージンが発生します。

最初から地域密着型の業者に施工を依頼すれば、中間マージン分のコストを節約できたり、最小限の中間マージンで済むため、よりリーズナブルな価格で外壁塗装を行えます。

火災保険を活用する

台風や突風、竜巻、雪災、雹災などによって外壁塗装が劣化・損傷した場合、火災保険が適用されることがあります。

外壁塗装で火災保険を利用するには、災害の発生から3年以内(※)であり、かつ補修工事の見積額が火災保険の免責額を超えていることが条件です。

ただ、火災保険の保障内容は商品によって異なり、基本保障の範囲内で補償されるケースもあれば、特約を付けていないと補償されないケースもあります。
そのため、風災や水害によるダメージが原因で外壁塗装を検討する場合は、あらかじめ加入している火災保険の保障内容や適用される条件をしっかり確認しておきましょう。

e-Gov法令検索「保険法 第95条」

リフォームローンを利用する

リフォームローンとは、住宅の屋根や外壁、内装、水回りなどを改修する際に利用できるローン商品のことです。外壁塗装も利用目的に含まれるため、まとまった資金が用意できない場合はリフォームローンを利用し、コツコツと返済していくという方法もあります。

リフォームローンには担保を必要としない無担保型と、担保が必要な有担保型の2種類がありますが、一般的な外壁塗装であれば無担保型で十分です。無担保型は担保評価が不要なぶん、ローン審査に要する時間も短く、必要なときにすぐ融資を受けられるところが利点です。

ただし、有担保型に比べると借入期間が短く、かつ金利もやや高めに設定されています。そのため、リフォームローンを利用して外壁塗装を行う場合は、無理のない返済計画を立てることが大切です。

助成金・補助金を利用する

地方自治体のなかには、外壁塗装に利用できる助成金や補助金制度を設けているところもあります。

例えば千葉県八千代市では、耐震改修にあわせて住宅の質の向上を図ることを目的としたリフォーム工事を行った場合、その費用の1/3(上限30万円)を補助する「八千代市木造住宅耐震改修費補助事業」を設けています(※)。
なお、こちらの補助事業は、令和6年度の交付申請が申込上限に達したため、受付を終了しています。(ホームページの更新日:2024年5月24日)

助成金・補助金制度の有無や内容、要綱は自治体によって異なるので必ずしも利用できるわけではありませんが、適用されれば外壁塗装のコストを節約できるので、お住まいの地域の助成金・補助金制度をチェックしてみましょう。

なお、助成金・補助金制度の多くは、申請前に契約・施工を行うと補助や助成の対象外となってしまうので、外壁塗装の検討段階で制度の内容を確認しておくことをおすすめします。

八千代市「八千代市木造住宅耐震改修費補助事業をご利用のみなさまへ」

お金がないときでも避けるべき外壁塗装方法

塗装用の刷毛とローラーを持った一般人

たとえお金がないときでもやってはいけない外壁塗装方法や対処法を4つご紹介します。

劣化したまま放置する

外壁塗装のお金がないからといってそのまま放置すると、外壁塗装の防水効果が低下し、外壁に雨水が染みこみやすくなります。すると、外壁だけでなく柱や土台といった家の構造部分が腐食し、家全体が傷む原因となります。

構造部分の補修や改修には大がかりな工事が必要です。そのため、結果的に外壁塗装よりコストがかさむおそれがあります。

以上のことから、お金がないからといって外壁塗装を長らく放置するのはやめた方が無難です。

耐用年数が短い塗料を使う

耐用年数が極端に短い塗料を使うと、1回あたりのコストは安く抑えられますが、次回の外壁塗装までのスパンが短くなってしまいます。

長い目で見た場合、施工回数が多いほどトータル費用がかさむ可能性が高いので、極端に耐用年数が短い塗料を使うのは控えた方がよいでしょう。

DIYで塗装する

外壁塗装に使用する塗料や道具は、ホームセンターやインターネット通販などで購入できるので、外壁塗装をDIYでチャレンジしようとする方も少なくありません。

DIYの場合、人件費や諸費用などを節約できるのが利点ですが、外壁塗装を正しく行うには専門の知識や技術が必要になります。誤った方法で施工すると、見た目が悪くなるだけでなく、外壁の防水機能が低下したり、クラックが入りやすくなったりする原因となります。

その場合、外壁塗装を一からやり直さなければならず、手間や時間、コストを大幅にロスすることになってしまうので、DIYによる外壁塗装は控えた方がよいでしょう。

相場よりも格安価格を提示してくる業者に依頼する

外壁塗装業者を選ぶ際は、相見積もりを取って好条件を提示してきた業者を選ぶのがよいと説明しましたが、費用だけを重視して決めてしまうと、仕上がりに不満が出る可能性があります。

特に相場よりもかなり安価な見積もりを提示してくる業者は、すべての作業が終わってから法外な追加費用を請求してくるなど、悪徳な行為を行っているケースもあります。そのため、外壁塗装業者を選ぶ際は単純に費用だけをチェックするのではなく、実績や信頼度などの面からトータルで比較することが大切です。
 

生活協同組合ちば住宅コープでは、外壁塗装を含むリフォーム工事を行う際、その業者が信用できる会社かどうか、技術力や提案内容に問題がないか、見積金額は適正か、など複数の項目を組合員に代わってチェックするサービスを提供しています。

外壁塗装だけでなく、屋根塗装や防水工事など住宅にまつわるさまざまなリフォームを請け負っているので、安心・安全な業者に施工を任せたいとお考えの方は、ぜひちば住宅コープにご相談ください。

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